日本大学文理学部実験フェア<2002年7月26日>

7月26日に,日本大学文理学部と世田谷区教育委員会の共同で,「実験フェア」が行なわれた.
地元の小学生を中心に,親や教師も参加した.今回の企画は初めてというわりには,成功していたように思われる.
ここでは,地理学科の関係したものについて紹介する.


受付の様子(百周年記念館にて)

最初に全体で実験フェアについての説明をおこなった


地理学科の企画:
1.身近な環境調査−地理情報システム利用法の実践−
まず外に出て,キャンパス内と周辺の写真をデジタルカメラを用いて数枚撮る.次に,情報分析室において地理情報システムを用いて幾つかの処理を実行した.
学校周辺の地図上に撮影ポイントを示し,そこをクリックするとさきほどの写真が表示できるように処理する.写真だけでなく,コメントや位置など様々な情報も表示できるように処理し,実行した.今回の処理に使用したのは「ArcView」とよばれるGISのソフトである.


高阪先生自ら教えている様子と,思いのままに写真を撮る小学生.

使用したデジタルカメラは最新型で薄くて軽く,しかも小さい.解像度も300万画素を超える.

情報分析室にてGISを用いて処理している様子.院生が補助している.


2.ステレオ画像を見て、撮ろう!−画像の実体視と立体写真の撮影−
実体視鏡を用いて,空中写真などを立体的に見る体験と,簡易型ポラロイドカメラを使用して,実際に立体に見える写真を撮って見る体験を行なった.実際のステレオ写真を撮る際には,2台のカメラを用いて撮影した.実体視には,実体視鏡を用いなくてもできる人もいる.その際,交差してしまうと高いものが低く見えたりしてしまうことがある.


風景や動物の画像で実体視の練習をしている様子

空中写真の実体視に挑戦している様子

屋外でステレオ写真を撮っている様子



関連サイト:
日本大学文理学部理系実験フェアについて
日本大学文理学部地理学科
世田谷区教育委員会