大学院社会地理学特論特別シンポジウム


※シンポジウムは終了しました.実施要項はこちら
大学院社会地理学特論特別シンポジウムが2002年12月19日に行なわれました.
簡単に報告をします.
当日は,学生中心ではありましたが総合討論では白熱した議論が交わされてました.



【特別講演】

講演1:「ヒヤリハット地図からみた“地域”」   城光亮氏(岡山理科大学出身)
「ヒヤリハットとは何でしょうか?帽子の一種ですか?」とユニークな質問で始まった講演.実は,ヒヤリハットとは「ヒヤリ」とか「ハッ」としたときのためということで,この2つの言葉をあわせて呼んでいるものです.実際に,行政では一般的に使われるようになってきました.
城氏の講演は,もしも富士山が噴火した場合の被害予測をするプログラム開発とその応用についてでした.

講演2:「景観生態学の視点からみた“地域”」  橋田良彦氏(日本大学生物資源科学部出身)
自分の経歴などから話し始めた橋田氏の講演は,開始1分で会場全体を釘付けにしたほどでした.講演内容は,景観生態学では「景観」という語も地域の意味を含み,しかも境界が曖昧であることを指摘していました.

特別講演で熱演する橋田良彦氏(写真左)とヒヤリハットだけでなくハザードマップについても話してくれた城光亮氏(写真右)

【総合討論】

第2部としまして,大学の学部生で地理を専攻した院生を交えた総合討論を行ないました.テーマが大きいこともあり,まとめるには相当苦労していた様子です.
結局,自然地理と人文地理とでは,研究の最初で地域の捉え方に差異が生じているという結論にいたりました.

総合討論をしたパネリストの方々.
左から,城氏,橋田氏,牛垣氏,宇野氏.

コーディネーター:井上恵介氏


【懇親会】
第3部は,もちよりの懇親会.それぞれ楽しみながら交流が深まりました.
なお,突撃インタビューの様子を動画で紹介しておきます.
大学院生のコメント(0.8MB)
佐野教授のコメント(4.6MB)
(マウスの右をクリックして「対象をファイルに保存」でダウンロードすることができます.)
後日,他の人のインタビューもアップしますので,乞うご期待.


【実行委員会メンバー】
烏山芳織|大吉昌|神宮隆|高野浩一|田中絵里子|沼尻治樹|向井真行|高尾義典|多賀洋志|

お問い合わせ先:
日本大学文理学部地理学科佐野研究室sana3@chs.nihon-u.ac.jp

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